No.15
ウスクラ建設株式会社YUICHIRO USUKURA
ブランディングによって新卒採用も成功。新サイトで志の高い人材を獲得しました。
- 会社概要
- ウスクラ建設株式会社
代表取締役 薄倉 雄一郎
東京都江東区住吉1丁目13番12号
TEL 03-3634-4536 - 明治16年、深川にて初代 薄倉定次郎が創立。以来、長きにわたって、地元の皆様の温かいご支援とご教授をいただきながら、『工事そのものが営業であり、完成後より本当のお付き合いが始まる』をモットーに、建設業を営んでいます。地元で長く仕事をさせていただくために、創業からの変わらぬ社訓である『誠実』の精神を守り続けています。
- https://usukura-renove.com/
- 代表取締役 薄倉さんの経歴
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2011年に事業継承し5代目となる。創業からの社訓「誠実」の精神で、地元の皆様に必要とされる地域密着型工務店を目指している。一級建築士、宅地建物取引士、福祉住環境コーディネーターなど住宅関連の多数の資格を有する。
- 当時の御社の状況をお聞かせください。
- 当時は、ハウスクラスという不動産事業を新規で立ち上げたところでした。当社は創業からずっと建築でやってきた会社です。「建てる会社」のイメージが固まっていて、新しく不動産事業を始めたいと思っても、それを世に出す術がなかった。宣伝のことも考えないととは思っていましたが、私自身やることが山積みで手が回らなかったんです。
ユニィディオさんに依頼をしたのは、まさにそのタイミングでした。不動産事業だけでなくリノベ不動産のFCにも加盟して、戸建てリノベーションのショールーム も完成間近でした。 2つの事業がそれぞれに動き出していたので、一度きちんと新規事業について整理しないといけないと感じていました。
ユニィディオさんには、会社の想いや新規事業でやりたいことを相談させていただきました。もともとリノベ不動産にFC加盟したのも、中古物件の流通に携わることが目的でした。あくまで不動産事業をやりたいという思いが前提としてあって、戸建てリノベーションの事業はその一つの手段だったんです。
ですが、結果としてハウスクラスは、戸建てリノベーションへと舵をきることになりました。自社にとってハウスクラスとは何なのか、戸建てリノベーション事業をどうしていきたいのかを真剣に考え、業界の事情にも詳しいユニィディオさんと色々話し合うことで、新しいブランドイメージが見えてきたんです。今では新規事業をすっきりと整理して、良い方向に導けたと感じています。
- ユニィディオに仕事を依頼していかがでしたか?
- きっかけはユニィディオさんから届いたDMでした。「工務店のブランディングはお任せください」といった内容だったんですが、キャッチコピーの言葉選びのセンスとか、やっぱり自分には真似できないなと思いましたね。こういう風に自社の思いを言語化できたらいいなと。
クリエイティブ面だけでなく、この業界に精通しているというのも頼もしかったです。 新規事業のブランディングで悩んでいるところでしたし、経験値とノウハウを持ったプロから、何かいい提案がしてもらえるんじゃないかと期待できました。
その後、実際にお話しさせていただいた担当 の方も印象に残っていますね。理解力が高くて、優秀な方だと感じました。私は右脳派の人間というか、つい感覚的に喋ってしまうんですが、こっちのイメージをちゃんと汲み取って明快な言葉に置き換えてくれる。色々と相談させていただきましたが、常に私のことを分かってくれているという安心感がありました。
また、プロジェクトが始まってからは、ユニィディオさんの緻密な仕事ぶりに驚かされました。 まず明確に目的地を設定したうえで、一歩ずつブレずに進めていく。新規事業をゼロからブランディングするという大きなプロジェクトでしたが、今どこまで進んでいて、この後どこに向かっていくのかが常にはっきりしていました。
そのおかげで、私の頭の中にあったハウスクラスという新規事業のイメージが、確実に形になっていく手応えを感じられたんです。プロジェクトのゴールがしっかりと共有できているという担当の方への信頼もありましたし、安心して進行を任せられましたね。
- その後、御社にどんな変化がありましたか?
- 新卒採用の成功が一つの現れだと思います。もしユニィディオさんと一緒に作り上げたハウスクラスのサイトがなかったら、今ほど良い人材を採用できなかったかもしれない。いい意味で「工務店らしくない」会社というイメージを、新卒の子たちに向けて発信できたんです。何か新しいことに取り組んでいる会社だと、若い世代にもアピールできました。
最近入社した子の一人は「これからの時代は新築じゃない」って言うんですよ。 社会貢献として中古物件の活用が求められているから、戸建てリノベーションに積極的に取り組んでいるハウスクラスのサイトを見て応募したらしいんです。新卒なのにすごい視点で物事を見ているなと、逆にこっちが感心させられましたね。面接のときもやる気に満ちていて「戸建てリノベーションを世の中の当たり前にしたい!」と熱く語ってくれたんで、「じゃあ是非うちの会社で」と(笑) 。
私たちは大企業ではないので、特に新卒の子たちに仕事のイメージを持ってもらうためにも、会社のブランドをしっかり発信することが大切なんだなと実感しました。そういう意味で、ユニィディオさんにブランディングしていただいたハウスクラスのサイトは、私たちにとって非常に価値があります。これから入社してくる子たちにも、インスピレーションというか、働く動機を与えられるんじゃないでしょうか。
- 全体を振り返ったときの感想と、今後の展望をお聞かせください。
- ユニィディオさんのおかげで、今ブランディングの第2ステージが見えてきたという感じです。
出会ったばかりの頃は、ハウスクラスという新規事業の枠組だけがあって、中身はコンテンツも何も無かった。そこから新しいサイトを作り、事業としての実績を積み、戸建てリノベーションを志して入社してくる人材も得ました。的確なブランディング戦略のおかげで、満足のいく形で第1ステージは完成させられそうです。
でも当社のブランディングはまだまだこれからだと思っています。ハウスクラスのサイトに関しては今後も発信と運用、そして改善が必要になっていくでしょうし、今後はハウスクラスの戸建てリノベーション事業にとどまらず、もっと新しいことにも挑戦していこうと考えているんです。
私たちの強みは、長年培ってきた大工としての施工力。これからは物価高の影響などもあって、新築戸建ての市場は厳しい時代ですが、やっぱりこの施工力を生かした仕事がしたい。簡単に他の会社には真似できないような仕事をすることで、せっかく入社してきてくれた若い人達にも、自分たちの存在意義を感じてほしいと思います。ただ儲かるからやるという理由では、仕事でやりがいが得られないでしょう。だから新しいことをするにも、確かな技術を持った工務店にしかできない仕事をする、という一貫した基準を持っていたい。
ユニィディオさんにブランディングをお願いした戸建てリノベーション事業というのも、建物の構造から手掛けられる工務店ならではの仕事だと思っています。古い建物だからこそ、施工力のある工務店がきちんとメンテナンスをしたほうがいい。施工力があるからといって注文住宅だけにこだわるのではなく、その施工力を生かして、もっと新しい形で地域に貢献できないかを追求していきたいです。
私たちは明治16年に創業してから、ずっと地元で頑張ってきました。それでも私たちが地域のためにできることはまだまだ沢山あると課題 感も感じています。これからはより柔軟に、地域に根ざした新しい工務店の形を作っていきたいですね。
ユニティディオさんと一緒に新しい景色が見られるのを楽しみにしています!