No.17
株式会社 伊沢工務店YUJI IZAWA
住宅・不動産専門のユニィディオだからこそ、我々では気づけなかった強みを見出してくれました。
- 会社概要
- 株式会社 伊沢工務店
代表取締役 伊澤 佑二
神奈川県大和市林間1丁目3番13号 イザワビル内
TEL 046-274-1199 - 昭和35年に大和市で創業して以来、半世紀以上に渡り「手造りへのこだわり」をテーマに家づくりに取り組んでいる。「昔」と「今」の良さをかけ合わせた工法で、進化し続ける新しい技術に目を向けながらも、伝統的な技術と知恵を、未来へ継承することを信念とする。家族が永く暮らせる家をつくることで、持続可能な社会づくりへの貢献を目指す。
- http://izawa-koumuten.co.jp/
- 代表取締役 伊澤さんの経歴
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伊沢工務店の3代目。26歳で入社後、すべての事業領域において経験を積む。2016年に父である先代の伊澤重昭氏(現会長)より事業を継承。『アメリカンハウス』ブランドの立ち上げや、不動産事業部の設立など着実に事業拡大を実行している。
- 初めに御社の事業内容をお聞かせください。
- 当社は全般的に手がけていて、すぐに思いつくだけでもリフォーム・注文住宅・公共工事・防音工事・賃貸管理などが挙げられます。最近は不動産も手がけるようになり、ますます多様なニーズにお応えできるようになりました。
ユニィディオさんと出会った頃も事業内容はほぼ同じだったのですが、今のように大々的ではなかったですね。どの分野の仕事も要望があれば対応するといった形で、今よりずっと事業規模が小さかったんです。新築事業についても、ご紹介があればという感じで、実際のところは成り行き任せでした(笑)。
やはりホームページなどで自社の事業内容や得意分野を発信すれば、自ずと規模も広がるんだなと実感しています。
- ユニィディオと出会った頃はどのような課題感を抱えておられましたか?
- 何といってもホームページが時代遅れになっていたことが悩みでした。いかにも古い といった印象だった。ページを開くと、サイズがパソコンの画面に合っていないんですよ(笑)。これからはホームページが集客の鍵を握るといわれているなかで、これはまずいなと考えていました。
当時、私はまだ事業を受け継ぐ前で、先代が築いた防音工事の顧客が収益の柱でした。その顧客リストをもうすぐ全部消化してしまうというタイミングで、次のアクションが必要になったんです。
集客に関しての責任者は私でしたから、とにかく何かやってみようと考えて、まずホームページから手をつけることにしました。あの頃は必死でしたし、どんな分野の仕事であってもホームページから集客できればという思いでした。
他のホームページ制作会社から営業を受けたりもしていたけれど、どうにも内容に満足できない。そんなとき、ユニィディオさんからのDMを受け取ったんです。
- ユニィディオの印象はいかがでしたか?
- 最初お会いしたときは、どうかなぁと思いましたけど、詳しくお話を聞いみると、住宅・不動産専門のブランディング会社の魅力に気づかされました。
綺麗なデザインでホームページを作ってくれる会社は沢山あるけれど、私はその中身が大事だと思っているんです。つまり、ホームページで自分たちの強みをどう打ち出すかということです。
我々工務店というのは、自社のブランドや強みを自ら発信するというのは元々不得意な分野です。だからこそ第三者の目から見て、自分たちでも気づいていなかった強みを見出してもらうという助けを必要としています。ユニィディオさんは我々の業界をよく理解しているから、客観的に当社の強みや弱みを評価してくれました。その点を非常に頼もしく感じたんです。
今後の方針について話していると「それはちょっと理想論じゃないか」と思うこともありましたけどね(笑)。ユニィディオさんはもっと色々なことができると大きな夢を描くんですよ。
ユニィディオさんと最初に取り組んだ防音工事のツールは大成功でしたね。おかげさまでかなりの反響をいただいて、防音工事の事業を一気に伸ばすことができたんです。ホームページの制作費分くらいは、すぐに回収できました。
防音工事の事業が安定したことは、当社が次に新築事業に本格的に取り組んでいくための、土台固めになったとも思います。
- 実際にユニィディオと仕事をしてみてどのように感じられましたか?
- ユニィディオさんはブランディングに関しての提案力に優れているし、実際の制作物のクオリティも高いですね。
ホームページを制作すると決めたとき、他社に見劣りするクオリティでは意味がないと思ったんです。大手のメーカーとも肩を並べられるものが必要でしたが、その点でユニィディオさんは非常に頼もしかった。実際ユニィディオさんが制作したホームページは時間が経っても古く感じないので、この7年で大きな改変の必要もありませんでした。
あとはユニィディオさんの理解力の高さにはいつも感心させられています。私が頭のなかに持っているイメージを、的確に形にしてくれる。他の会社と打ち合わせしていて、思ったように伝わらずもどかしく感じることがよくあります。その点、ユニィディオさんにはスムーズに伝わるので「さすがだな」と思わされますね。
- ご一緒させていただいたことで、御社に何か変化はありましたか?
- まず実感しているのは、会社が大きくなったことですね。
ユニィディオさんによる「アメリカンハウス」のブランド効果で人が集まるようになり、採用活動がスムーズになりました。ブランディングに成功すると、求職者に企業として成長しているというイメージを持ってもらえるんだなと実感しています。
そして「アメリカンハウス」のブランディングが成功したことで、この数年で今度は新築事業が一気に加速しました。ユニィディオさんと出会った頃は新築は 年に1棟か2棟 という状態でしたが、今年はもう10棟目になります。
「アメリカンハウス」のブランドを作り上げているときは、我々とユニィディオさんの波長がピッタリ合っていることが度々感じられましたね。ユニィディオさんのクリエイティブ部門の人たちもとても意欲的に取り組んでくれて、私としてもホームページが完成したときには確かな手ごたえを感じましたよ。
実際に「アメリカンハウス」のブランドは周囲からも評価されていて、大手のフランチャイズだと思われているケースすらあるんです。自社ブランドだと伝えると驚かれますね。それだけ完成度が高いということだと理解して満足していますが(笑)。
さらに新築事業が伸びたことで新たなニーズが発生し、不動産事業も動き出しました。それぞれの事業がうまく作用し合って、多角的に事業を展開できている実感があります。
- 最後に今後の展望についてお聞かせください。
- 今後は「アメリカンハウス」のような商品や事業単体のブランディングではなく 、伊沢工務店自体のブランディングに力を入れたいと思っています。
ユニィディオさんと出会った頃は「何でもできる工務店」というブランドが、まだまだ弱かったんです。実際同じような工務店がこの数年の間にどんどん廃業していきました。けれどいつの時代も、そういう工務店を必要としている地元のお客様は存在します。そういう方々のためにも、我々は生き残っていかなければならないと考えています。
この7年、ユニィディオさんと取り組んだ防音工事のツールからスタートし、ホームページ、ショールーム、モデルハウス、それらの写真を撮影してパンフレット制作と、段階的に自社ブランドを形にしてきました。大手のように思いたってすぐにブランドを完成させるわけにはいきませんが、顧客の反応を見ながら一歩ずつの取り組みが、我々には合っていたと思います。
実際、その取り組みの中で、必要な人材や社内体制をじっくりと整えることができました。今こそ、あらゆるニーズを取りこぼさない「何でもできる工務店」として必要な歯車が揃ったと感じています。
今後はそれらの歯車を組み合わせてどう動かしていくかというのが、当社の新しい課題になるでしょう。次のステージも、ぜひユニィディオさんと一緒にチャレンジしていきたいですね。