INTERVIEW

No.08

アートテラスホーム株式会社SEIJI ISHIHARA

ユニィディオとのプロジェクトを重ねることで、社員の意識が変化していくのを実感しました。

会社概要
アートテラスホーム株式会社
代表取締役 石原 誠司
神奈川県横浜市金沢区六浦3-1-10
TEL 045-791-7855
神奈川県の逗子・葉山・鎌倉といった湘南エリアを中心に、新築注文住宅・リノベーションを手掛けるアートテラスホーム様。湘南エリアの地域性を活かし、自然の光や風を取り入れたパッシブデザイン住宅、自然素材を使った家づくりをされています。古民家をリノベーションしたオフィスを拠点とし、お客様と一体となって「人」を中心として家づくりを進めておられます。
http://www.arterracehome.jp/
代表取締役 石原さんの経歴

大工になることを志し、20歳で横浜市金沢区の工務店に見習いとして入社。見習い修行中に職業訓練校へ三年間通い、職業訓練校大工技能大会で2位になる。見習い期間の六年間を経て石原工務店を立上げ独立。その後、個人事業から法人化をし、注文住宅やリノベーションの依頼が少しずつ増え、アートテラスホーム株式会社へと社名変更。現在パッシブデザインを上位概念とした家づくりのブランド化に挑戦している。

ユニィディオと出会った当時の御社の状況と弊社を選んだ理由を教えてください。
はじめてユニィディオの方とお会いしたのは2019年のこと。自社のWEBサイトからの集客を強めるために、リニューアルを検討しているタイミングでした。数社の候補の中からユニィディオに決めたのは、住宅・不動産に特化した会社だったことと、フィーリングが合ったから(笑)
また他社が集客に特化する中、ユニィディオは企業として根幹となる部分の改善までを提案いただいたのも魅力的でした。結果的にWEBサイトのリニューアルだけではなく、ブランド構築に向けたワークショップや、サイト公開後の集客施策、そして現在も続けている定例会議など、幅広く依頼させていただいています。
これら複数のプロジェクトを進めていく中で、成果物を作り上げていく過程や、コミュニケーションの取り方など、スタッフの方々の姿勢に共感できる部分が多くありました。最初に感じた相性の良さは、間違っていませんでしたね。
ユニィディオとのプロジェクトで印象に残っているものをお聞かせください。
一つひとつのプロジェクトのすべてが印象的ですが、強いて言うのであれば、やはりブランド構築のためのワークショップでしょうか。実はそれまでも社内で似たような取り組みは行っていました。ただその時は、ワークショップをやること自体が目的となってしまっていたように感じます。
しかし今回、ユニィディオとともにワークショップを進めることで、私たちがこれまでにやってきたことや、そこに込めた思い、会社としての強みなどを洗い出すことができました。社員が一つのテーブルに集まって意見を出し合うという工程は、一体感をうみ出すと同時に、全員が大事にするべき考え方の共有も可能にしてくれます。今考えてもとても重要なフェーズでしたね。あのワークショップを経て、ようやく「ここからはじまる」というスタートラインに立てた気がします。
その後にWEBサイトのリニューアルを行いましたが、ワークショップで話し合いを重ねながらカタチにしたものが土台になっているので、すべてにおいて強い納得感がありました。その段階で改めてワークショップの重要性を認識できたんです。
現在ユニィディオと取り組む施策の中で、特に効果的だと思うものはありますか。
月に1度実施している定例会議は非常に有意義な時間になっています。1ヶ月間の解析データなど掲示してもらい、振り返りを行うことで見えてくることがあり、次につながる意見も出てくるようになりました。この定例会議を形骸化させずに続けられているのは、毎回、改善案を提示いただけるからこそ。日々の業務に対して、社内だけではなく外部からのフィードバックを得られるというのは、私を含めたすべての社員の意識を高く維持、成長させるためには欠かせないものになっています。
実際、回数を重ねていくうちに参加している社員の発言の質も変わってきているんです。会社をより良くすることを自分事として捉えるようになり、それを行動に移すことも多くなりました。またユニィディオからさまざまな提案をいただくことで「他社では成功した事例も、弊社には合わない」といった判断ができるようになってきています。定例会議は今後も継続していきたいことの一つですね。
ブランディングやwebサイトのリニューアルなどを経て、何か御社の中での変化はありましたか?
WEBサイトのリニューアル以降、お問い合わせの件数が増加しています。ただ大切なのは「件数がアップした」という単なる結果だけではありません。私を含めた社員とユニィディオが時間をかけて取り組んできたことが「お客様にちゃんと届いている」という実感を得られるようになったことが何より重要です。特にお客様と接する機会の多い営業スタッフが「これまでやってきたことに意味があった」と感じることで、よりいっそう情報発信に意欲的になるという好循環が生まれつつあります。
加えて、お問い合わせが増えるということは、お客様からさまざまなご質問もいただくということでもあります。その内容は、我々の家づくりに対する思いや、より専門的な回答を求められるものなど本当にさまざま。新しいWEBサイトでは、私たちが目指す家づくりの方針を明確に打ち出しているので、質問の内容がこれまでと比べてより深いものへと変わってきました。そういった声に対し、プロフェッショナルとして応えていくために、私たちは常に成長していかなくてはなりません。
このような変化の中で改めて感じるのは「お客様に育てていただいている」ということです。一つの変化が成長につながり、その成長がまた変化につながる。その繰り返しが、この逗子・鎌倉・葉山エリアでパッシブデザインの家をつくるアートテラスホームという存在を色濃くしてくれると思います。
最後に今後の展望をお聞かせください。
私は経営者として、例えば「年間00棟やるぞ!」とか「売上00億円を達成するぞ!」ということは言いたくないんです(笑)。言うのは簡単ですが、おそらくそれでは社員には響きません。だから一番大切にしたいのは、社員がそれぞれに成長し、自信をつけていくこと。ユニィディオと一緒にブランド構築のためのワークショップを行い、WEBサイトをリニューアルし、戦略的に行った集客施策で反響を得られたという事実は、全員の成長につながりました。またお客様からの質問に答えられるように努力し、壁を乗り越えることで自信もつくはずです。そして自分たちの技術を磨きつづければ、必然的に家づくりのクオリティも上がっていきます。社員の一人ひとりに、そういった体験を積み重ねていってほしいですね。
私たちアートテラスホームは「家を建てて、おしまい」とういことは絶対にしません。そうではなく、高性能・高気密なパッシブデザインの住宅をしっかりとつくり、それを発信し、普及させていきたいと考えています。その結果として、このエリアに豊かな住環境や街並みがつくられていく。私が想像しているのは、そんな未来です。
数年後、すべての社員が同じ目線で仕事ができるようになり、私の口からではなく、自然と共通の大きな目標が生まれる。そうなった時には、他には負けない強さを持った企業になっていると思います。この良い空気感を今後も継続させるためにも、ユニィディオの専門的なアドバイスを頼りにしていますよ。次回の定例会議が今から楽しみです!

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