CASE

アートテラスホーム株式会社

「プロジェクトを重ねることで、社員の意識が変化していくのを実感しました。」

神奈川の逗子・葉山・鎌倉といったエリアを中心に、注文住宅・リノベーションを手掛けるアートテラスホーム様。湘南の地域性を活かし、自然の光や風を取り入れたパッシブデザイン住宅、自然素材を使った家づくりをされています。古民家をリノベーションしたオフィスを拠点とし、「人」を中心とした家づくりを進めておられます。

自社サイトのリニューアルを検討されているタイミングでユニィディオを選択いただいたのは、フィーリングがあったからといった理由。リニューアルに際しては企業として根幹となる部分の改善も必要と判断し、ブランディングに着手。ブランドに込める思い、価値を導き出すために社員の方々を巻き込んでのワークショップを実施していきました。

これまでの会社、事業を振り返り、強みは何なのか、評価されるペルソナは誰なのかを徹底議論。これをプロジェクトのはじめに行うことで、その後の進行に際して社内での共通認識を持つことができました。コアパッション、強みといった内容をスローガン、プロミスにまとめ、決して押し付けがましいものではなく共感を生むものを意識して整えていきました。

ブランドスローガン・プロミス

自然素材をつかったパッシブ住宅といった自社の強みと、お客様と一体となって、実現したい暮らしに向かってまっすぐ家づくりを行なっていくという姿勢をスローガンとプロミスに込めました。自分が幸せだと思う暮らしに向かって一直線に進んでいく、そこに向かって一緒に取り組んでいくといったスローガンになっています。

当初のプロジェクトの目的であったコーポレートサイトに関しては、公開後に運用しながらより良いものへとブラッシュアップしていく運用方WEBサイトにて構築。制作から公開までをスピーディかつ企業の魅力がきちんと伝わるものを実現しました。

4邸のオーナー様邸の取材撮影を実施し、アートテラスホーム様がつくる暮らしをビジュアル化。また「人」の魅力を伝えるためのスタッフ撮影や、大工出身である代表取締役の石原様の大工姿も撮影させていただき、等身大を伝えるものになっています。

コーポレートサイト_TOPページ

コーポレートサイト

WEBサイトへの集客活動や、毎月どれだけの方が訪れ、どういった動線で結果がどうなったのか。ブランドを強くしていくための活動として、毎月の定例会議を通じて定点観測を行なっています。発信しっぱなしにせず、数値を用いてのフィードバックを確認することで次の発信につなげています。

コーポレートサイトの制作に伴い、お問い合わせに対する資料請求ツールとしてコンセプトブックもリニューアル。コーポレートサイトを見て興味を持っていただいた方、検討を進めていただいた方にどういった発信をすべきかといった動線を意識し情報を整理しました。アートテラスホーム様のルーツや家づくりの流れが、写真、イラストと共に読み応えのあるパンフレットになりました。

コンセプトブック_SPIRITSページ

コンセプトブック_CONCEPTページ

コンセプトブック_METHODページ

コンセプトブック_PASSIVE DESIGNページ

最後に、代表取締役の石原様にこれまでのプロジェクトについてお話しをお伺いしました。

「プロジェクトで印象に残ったのはブランド構築のためのワークショップでしょうか。私たちがこれまでにやってきたことや、そこに込めた思い、会社としての強みなどを洗い出すことができました。社員が一つのテーブルに集まって意見を出し合うという工程は、全員が大事にするべき考え方の共有を可能にしてくれます。

効果を実感しているのは月に一度の定例会議です。この定例会議を形骸化させずに続けられているのは、毎回、改善策を提示いただけるからこそ。日々の業務に対して、外部からのフィードバックを得られるというのは、私を含めたすべての社員の意識を高く維持、成長させるためには欠かせないものになっています。

新しいWEBサイトでは、私たちが目指す家づくりの方針を明確に打ち出しているので、お客様からの質問の内容がこれまでより深いものへと変わっていきました。そういった声に対し、プロフェッショナルとして応えていくために、私たちは常に成長していかなくてはなりません。

今後、一番大切にしたいのは、社員がそれぞれに成長し、自信をつけていくこと。戦略的に行なった集客施策で反響を得られたことは、全員の成長につながりました。数年後、すべての社員が同じ目線で仕事ができるようになり、私の口からではなく、自然と共通の大きな目標が生まれる。そうなった時には負けない強さを持った企業になっていると思います。この良い空気感を今後も継続させるためにも、ユニィディオの専門的なアドバイスを頼りにしています。」