CASE

株式会社桜建築事務所

「逆境にともに立ち向かったパートナー。ユニィディオにしかできない仕事があります。」

神奈川県相川町、厚木市、海老名市を中心に、デザインと性能、そしてコストとのバランスを追求した注文住宅を提供されている桜建築事務様。

代表取締役の熊坂様が社長就任のタイミングで震災があり、そこから試行錯誤されていた最中の2013年にユニィディオと出会います。

当初はマーケティング分野でのご要望をお伺いし、いくつかのプロジェクトに携わらせていただきました。その過程を経て、経営の根幹になるブランド構築や経営理念の整理といったプロジェクトにも関わらせていただき、次第にパートナーとしての関係性がつくりあげられています。

マーケティングのみならず経営の広い分野でお仕事をさせていただくうちに、我々にとっても桜建築事務所様の成長が自分ごとのように楽しみとなっています。

ブランドスローガン

家族にとことん向き合った家づくりを行なっている桜建築事務所様。改めて事業を通じて提供している価値を整理するためにワークショップからブランドプロジェクトをスタートしました。意見を出し合うワークショップを通じ、スタッフのみなさんの理解が増し、立ち返る本質的なものを得ることができました。

その後、楽しい打ち合わせを演出するブランドツールとして、折の展開を工夫したコンセプトブックを制作。初回面談時に桜建築事務所様のコンセプトが伝えられるように、コンセプトページから順番に説明・展開できるページ構成になっています。具体的な性能面、構造面の説明に加え、商品ラインナップも掲載。初回面談時に必要な、プレゼンテーションの要素を網羅しています。

また家づくりの流れを「すごろく」にして説明。ここでも家づくりを楽しんでいただきたい想いが込められています。実際のスタッフが登場し、語り掛けるように説明される演出が、桜建築事務所様らしさと言えます。

コンセプトブック表紙

コンセプトブック見開き

コンセプトブック展開1

コンセプトブック展開2

2020年には経営理念の再構築を行いました。

当初から定められていた経営理念はあったものの、今の自分達に相応しく、そしてこれからの在り方を表したものへと変革が必要だと感じられていたため、経営者の大切にしている想いを言語化。

それをいつまでもどこでも振り返ることができるバリューブックという冊子にまとめ、理念浸透のためのツールとして活用されています。

経営理念

バリューブック

最後に、代表取締役の熊坂様にこれまでの振り返りと、今後についてお聞きしました。

「ユニィディオに対する最初の印象をひと言で表すなら”言葉にできないものをカタチにする人たち”です。思うように言語化できなかった感覚的な部分を丁寧に拾い集めて、一つひとつの案件やプロジェクトに落とし込んでくれます。

いくつかのプロジェクトの中で印象的だったことはワークショップを通じて社員の雰囲気や意識が変わっていったこと。なにかネガティブな感情が生まれそうになったとしても「ちょっと待てよ。自分たちは何のために働いているんだっけ?」と本質を見失うことなく、原点に立ち戻れるようになりました。

これからについて、まずはより強い組織づくりがあります。営業、設計、現場がバランス良く育てていきたいと考えています。そのためにも、これまで以上に理念を浸透させていく必要があります。

お客様はもちろん、社員や地域社会をも含めて、幸せをつくれる企業でありたい。そしていまあるご縁だけではなくて、その縁を広げていきたい。よく『理と利の統合』と言われますが、事業を進める上で私たちもその考え方を忘れてはいけません。」