STAFF INTERVIEW
#09
クリエイティブセクション ディレクター

安藤 瑞基

2023年5月 中途入社

ブランディング活動へのサポートを通して 企業の想いの部分に寄り添いたい

WEBデザイナーからディレクターへのジョブチェンジ

 
前職は、Web系コンサルティング会社のWebデザイナーです。そこでは企業のコーポレートサイトやECサイトなど、色々なデザインに携わりました。一部コーディングも担当したり、STUDIOなどノーコード系のツールを用いたり、サイト制作に関する幅広い知識と経験が身に付きました。

元々もクリエイティブ職でしたが、自分でデザイン制作をするデザイナーだったので、今UNIIDEOでディレクションをしているのはジョブチェンジになります。実は僕としては最初から「ブランディングの上流、企業の想いに関わる部分の仕事がしたい!」という目標があったんです。前職のWebデザインの仕事も、目標に向かうためにまずは手を動かし自分自身の手でカタチを作れるようになろうと考え選びました。会社の仕事をしつつ、もっと経験を積みたいと考えフリーでも活動しましたが、ブランディングに関われる会社で働きたいという思いがつよくなり転職を決めました。何社か面接を受けたなかで、お客様の前に立って話を伺い、企業のブランディング活動の根本を共に考える機会を与えてくれたのがUNIIDEOでした。

ブランディングに興味を持ったきっかけは、自分の地元・岐阜県土岐市の美濃焼です。歴史がある素晴らしい産業なんですが、今はかつてほどの需要はなく、規模も小さくなっているのが現実です。僕としては、日本に昔からあるものづくりの文化や精神を残していきたいという思いがあって。ブランディングの力をうまく使えば、産業自体を盛り上げながら作り手の思想を残していけるんじゃないか。地方の良いもの・本当に価値のあるものを人に伝えることができるんじゃないかと考えていました。

僕の父方の家系は1865年創業美濃焼の窯元です。代々陶磁器の製作をしています。

職人が理想の色を実現するために、何度も検討を重ねたサンプルが大量に残されています。

一気通貫でやり抜く仕事の大変さと達成感

そんな想いを持って、UNIIDEOで働き始めましたが、先輩たちの熱量がすごくて驚きました。UNIIDEOの仕事の特徴は、上流であるコンセプトを見つけ出すところからそれをいかに多くの人に届けていくのかを考え、継続的なコミュニケーションが必要となる下流の部分までの工程を一気通貫で手がけていることです。トータルで関わることの大変さを知りました。実際に働いてみて、クライアントと一緒に企画から考え、仕事の完成まで携われるというのはとてもやりがいがあります。

僕はまだ入社半年ほどですが、現時点でクライアントに提案をする機会を多くいただき、面白いことも難しいことも片っ端から挑戦する毎日です。先日も、なかなかクライアントのいいポイントをつかむことができずにいたプロジェクトがあったんですが、何度も何度も議論を重ね考え抜いた末に提案したコンセプトに「納得できた、いいね」というお言葉を頂くことができた時は、本当に嬉しかったです。自分だけでつくったわけではなくチームのメンバー、クライアント様、本当に多くの方のお力をお借りしてのことだったので。大変さや難しさとその先に待っている達成感や喜びはワンセットだなと感じました。

プロデューサー陣と打ち合わせ

日々やることが多くありますが、適度にリフレッシュもしています。特に気持ちの切り替えに効果的なのが、休日に行く旅行や、映画を観たり美術館でアートに触れたりといった、新しいものを吸収する時間ですね。普段の仕事はアウトプットがほとんどなので、プライベートでインプットをしてバランスを取ってるのかもしれません。
そういう時間は純粋な楽しみでもありますが、ブランディングに使えそうなアイデアはメモを残したりと仕事のヒントがもらえることも。新しく何かを学ぶことはとっても楽しいです。

白井屋ホテル(群馬県)に泊まった時の一コマ、緑に覆われた外観が幻想的。

広々としたエントランスで存在感を放っていた、内側がゴールドのペンダントライト。

21世紀美術館(金沢)の《スイミング・プール》を制作したレアンドロ・エルリッヒのインスタレーション作品。

何層にも連なるビルの床を解体しつくられた、大胆な吹き抜け空間。

今の目標は、周りの先輩に頼ることもしながらチームワークで仕事ができるようになることです。どうしても前職が一人で全部やる環境だったので、人に何かをお願いするのが苦手です(笑)
まだ入社して半年で、先輩たちにお願いするのも申し訳ない気持ちにもなりますし。でも、それだとアウトプットにも限界があるので、これからは自分の力でできることをたくさん増やせるように、周りに助けていただきながらいろんな経験をしていきたいです。
つい何か助けてもらったり教えてもらったりしたとき、「申し訳ないです」って言ってしまうことってあると思うんですけど、それじゃあお互いに良い気持ちにならないですよね。だったら「ありがとうございます!」に変換して、自分も周りもポジティブになれるようにしたい。そういう習慣から、人との関わり方って変わるんじゃないかと思って心がけています。まだまだできてないですが(笑)

頼れる先輩の一人、プロデューサーの酒井さんと打ち合わせ。

改めて気づかされた「人と関わることが好き」という思い

僕は、人とつながるのが好きなんです。人と人をつなげる役回りになることも多いというか。学生時代も「遊ぶときには、あいつを呼ぼう」って言ってもらえるキャラでした。前職ではPCに釘付けで黙々とコードを書く経験もしましたが、一切人と関わらないというのは、本当に苦痛でした。自分にはそういう仕事は向いていないんだと痛感しました。せっかくチームワークで働けるUNIIDEOに入社できたのですから、できるだけ人と関わって大きな仕事がしたいと思っています。

また、将来的なビジョンとしては、地域へ貢献できる仕事をしたいという思いもあります。僕は日本の文化や価値観が好きなので、ブランディングとかビジネスの力でそこに貢献できたらいいなと考えています。そして働き盛りを過ぎたら、いつかどこか地方に落ち着いてのんびり自分の店を持って…みたいなライフスタイルにも憧れますが、それはまだまだ遠い先の話(笑)。

今は始まったばかりのこの仕事であらゆることを吸収して、目の前のクライアントのために全力で取り組んでいきます!

休日の朝はコーヒーと読書。普段はなかなかゆっくりインプットできないので、ダラダラしながら本や雑誌を読めるのは幸せです。

ネーミングを考える時に読んでいた参考書。事例を用いつつ体系的に書かれているのでとってもわかりやすいです!

自分が思う長所と短所は?
長所は人見知りをしないところ(割とすぐ馴染みます)、短所は集中しすぎると周りが見えなくなるところ。
休日は何をして過ごしますか?
全力で海外ドラマ見てます!あとは、お酒飲むのが好きなので外に飲みに行ったり、ご飯を作って家飲みをしてます。
これがないとムリ!な仕事のお供は?
イヤホンです!コピーを書く時とか、企画を考えるときに自分の世界に潜れるイヤホンは必須です。
おすすめの本や映画はありますか?
本は「いのちの車窓から」「センスは知識からはじまる」「ステートメント宣言」「どっちつかずのものづくり」。
映画は「インセプション」「ダークナイト」「インターステラー」
出身地の自慢やおすすめはありますか?
全国の陶器の生産量の60%を生み出している岐阜で生まれました!飛騨高山とか下呂温泉とか有名ですが、昔は宿屋町として栄えた馬籠宿・妻籠宿という場所も情緒があって素敵な場所なので、ぜひ行って欲しいです!