EVERYDAY

サプリを摂るように、本を読む。

あなたは紙派? デバイス派?

突然ですが、みなさんは本を読みますか?
小説やマンガ、雑誌、料理のレシピ本などなど。

今や、さまざまな情報はスマホ1台あれば、容易に手に入れることができますよね。

それでも、個人的には紙の本を読む方がインプットには適しているのではと感じているのも事実です。
量の差はあれど、UNIIDEOの社員たちはよく紙の本を読んでいて、時にはオススメしあったり、貸し借りしあったりしています。

今回はここ最近で私が読んだ書籍を2冊だけ紹介してみたいと思います。

多くのクライアント様とお会いする中で、ひと言で「ブランドをつくりましょう」と言っても、その伝え方は1つではありません。
同じ事実であっても、いくつかの伝え方をもつことで、クライアント様と同じ視点で会話することが可能になります。
そのためには例えば「ブランドについて」を説いた書籍から、情報をインプットしておくことが大切です。

“現代”のブランディングの基本を押さえる1冊
『デジタル時代の基礎知識 ブランディング-「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール』

「ブランド」という戦略が、けっして大手企業に限ったものではなくなって久しい現代。
漠然と認識しているブランドという考え方を体系立てて学ぶことができる本書は、ブランディングを生業とする私たちはもちろんのこと、これからブランドを用いた経営戦略を行う企業様にもおすすめの1冊です。

誰もが知る有名ブランドも例に出てきますが、すべてが会社規模に問わず置き換えて考えられる内容になっています。
哲学的なものではまったくなく、あくまで知識としてのブランドを身に着けることができるので、役職や業種問わず、読んでみるのもオススメです。

経営理念はやっぱり大切。すべての起点になる企業としての考え方は?
『経営理念2.0』

本書との出会いはクライアント様との初回商談の場でした。
その方は会社と立ち上げ、新規事業を展開しようとするタイミングだったのですが、ふと「理念とかブランドとか考えないといけないと思って、いま『経営理念2.0』を読んでいるんです」とおっしゃっていたのが手に取ったきっかけです。
まさに前述したような状況で、相手と同じ知識や認識をもったうえでご提案するために、割と分厚い本でしたが、すぐに読み切りました。


UNIIDEOにおける経営理念は「ミッション・ビジョン・バリュー・行動指針」のセットを指します。
近年では「パーパス」と呼ばれる、より上位概念のようなものも説かれはじめていますよね。

過去を振り返ると、例えば製造業であれば「良いモノをつくること」が求められていました。
しかし現代においては「プロダクトとしての質だけではなく、製造のプロセスや考え方」にまでユーザーはアンテナを張り、購入を決定します。

つまり「世の中にとって“良い”ものかどうか」を問われているといっても過言ではありません。
“この世の中に自社が存在する意味はなにか”という、大きな質問の答えを導くために、どのように経営理念をつくり、活かすのかを徹底的に解説した本書。

会社の理念は普遍的なものとも思いますが、必要に応じてアップデートはしても良いはずです。
その時の手助けとなってくれるであろう1冊でした。

日々、少しずつでもインプットを重ねて。

プロデューサーという立場は、UNIIDEOの代表としてはじめてお客様の前に立つポジションです。
「知らないことは知らない」と言える勇気ももちろん大切ですが、なるべく知らないことを少なくすることはとても大切な仕事のひとつです。
ありきたりな後悔ですが、もっと早くから読書をしておけばよかったと感じます。
まるで健康を維持するためのサプリメントのように、定期的に長く続けることで効果が発揮されるもの。
もし興味があれば、ぜひ皆さんも手に取ってみてくださいね!

それではまたお会いしましょう!!