撮影ディレクション
ユニィディオのアートディレクター谷崎です。
今回のテーマは、撮影ディレクションについてです。
撮影ディレクションとは、
撮影に関すること全てを決める事を言います。
撮影するにあたってコンセプトに合ったシーンや、
見せたい情報・モノを決めておく必要があります。
そのための資料制作など事前に準備をして、当日は撮影現場を仕切ります。
コーポレートサイト制作の際に撮影することが多いですが、
オリジナル写真を撮影することで世界観の設計から
その後のデザインまで一貫してブランディングすることができ、
より一層、クライアント企業の“らしさ”を創り出すことができます。
それでは大まかな流れを説明します。
撮影当日までにディレクターが行う作業としては
まず、必要カット数の確認です。
アタリのイメージカットを入れたデザインカンプを確認しながら、
必要なカット数を決めていきます。
ここでしっかりとカット数を決めていくことで
全体の撮影スケジュールを組むことができます。
カット数が決定したら次にすることは香盤表の作成です。
事前に決めたカット数や、関係者と相談してタイムスケジュールの大枠を決め、
クライアントにも時間帯や場所などを相談して仕上げていきます。
そして完成した香盤表と撮影イメージリストを
クライアントやカメラマンに共有します。
撮影当日はトラブルなど予想外のことが発生します。
そんな時もディレクターは、焦らず現場を仕切ることが大切です。
不安な気持ちは隠して、想定内と言わんばかりにどっしりと構えておきましょう。
撮影前には想定したアングルで撮影できそうか、
もっと良いアングルやカットは無いかなどを探ってみたり、
ポージングや、撮影場所を的確に指示していくのも
撮影をスムーズに運ぶポイントだと感じます。
個人的に一番大変だなと感じるのは雰囲気づくりです。
被写体となるのは基本一般の方なので、
カメラの前で自然な表情や笑顔を作ることに毎回とても苦労します。
カメラマンが率先してリラックスした現場づくりをしてくれることも多いですが、
ディレクターも積極的に話しかけて和ませるなど、
現場の雰囲気づくりに積極的に参加することも大事だと思います。
ここまでざっくりと説明してしまいましたが
これからもクライアントに喜んでいただくために
チームみんなでいいものを作っていこうと思います!
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