
01ユニィディオ との出会いと、当時の状況をお聞かせください。

ユニィディオさんとの出逢いは、ホームページを見てブランディングの資料をダウンロードしたことがきっかけでした。当時、わたしは自分たちの「家づくりの価値」をどうやって市場に発信していこうかと悩んでいたんです。地元のメディアを通じてある程度、認知は高まってきていると感じていましたが、「どのような家づくりを目指している会社なのか」という肝心な部分がうまく伝えられていないと感じていたんです。
モデルハウスの写真や施工写真を撮影したりはしていたのですが、それをどう使えばいいのかも分からない。そんな状況が何年も続いていて、まあ要は、かなり追い込まれている状況でした。
そんなとき、ユニィディオさんから「ブラマガ」というダイレクトメール が届いたんです。それを見て驚きました。わたしが求めているものとマッチすることがたくさん書かれていて、今でも覚えているんですけど、ビビッと来たところに線を引いていったらいつしか「線だらけ」になっていたんです。山田社長が語っていることも、まさにドンピシャで求めていたものでした。
そこで、営業さんとお話しするようになったんですが、第一印象は「とてもあたたかいな」でした。もちろんそれがお仕事ではあるんでしょうけど、すごく親身になってわたしたちのことを考えてくれて、ほんとうにうれしかったです。正直、自社の社員でも、ここまで必死に考えてくださる人はいなかったので、このひとたちに頼ってみたいと思いました。
02プロジェクトを進める中で、印象に残っている場面や出来事は?

やはり、 ワークショップですね。あれはきっと、一生の思い出になると思います。当初は、わたしだけでブランディングを進めていこうとしていたのですが、ユニィディオさんから「ブランドは代表一人だけで成立するものではなく、社員一丸となって築き上げていくものですよ」とご指摘を受け、ワークショップ形式で社員にも参加してもらうことにしたんです。
すると、わたしが想像していた以上に、社員が前のめりな姿勢でいろんな意見を出してくれました。これはうれしい驚きでした。ベテラン社員が多いこともあり、それぞれが独自のやり方で仕事をしているという状況が長らく続いていて、他人と意見交換をするという社内文化がほとんどなかったので。わたしだけでなく、参加した社員もきっと、良い気づきや刺激をたくさん得られたのだと思います。これをきっかけに、社内の意識は少しずつ変わっていきました。
03ユニィディオとの協働を通じて、社内の雰囲気はどのように変化していきましたか?

ワークショップでは、何か意見が出ると「拍手」するところも印象的でした。わたしたちにはまったくなかった発想で、驚かされるとともに、すごくいい慣習だなと思いました。否定せずにあらゆる意見を迎えてあげることで、次の発言がしやすくなりますから。こういったムードづくりは、わたしたちも見習っていきたいと思っています。
あと、ホームページやブランドロゴについて、ユニィディオさんと協議をしたときのことも印象に残っています。みんなで議論して出した結論が、どのようにデザインに反映され、どういうふうに進化していくのか。その過程を見るのはとても勉強になりました。きっと、社員も同じ想いだったと思います。そういった場をいくつも経験することで、自発性や責任感が強くなり、それぞれの担当分野の枠を超えてアイデアを出してくれる社員が増えていきました。
04ブランドを育てていく中で、これからの課題だと感じていることは?

ユニィディオさんという信頼できるパートナーができたことで、次の動きをどうすべきかについて考えやすくなりました。直近で考えているのは、ペルソナを再設定したいということです。と同時に、新たな課題も見えてきています。それは、どうすれば社員をもっと成長させてあげられるかということ。
成長といっても、売上や営業能力のことだけを指しているのではありません。それぞれが一人の人間として、もっと成長していかなければいけないと感じているんです。もちろん、わたし自身も同じです。ブランディングを通じて、社員の姿勢には明らかに変化が起こってきています。しかし同時に、まだやはり「破れない殻」があるとも感じていて、どうやってそれを突き抜けさせていくべきか。お客様にとって理想の家をつくり上げるというこの仕事を通じて、そういうことにもトライしていきたいと考えています。
05らんどめいど様がみつめている、今後の展望について教えてください。

ブランディングで策定した「わたしたちが伝えたいこと」、ここに反応していただいたお客様をどのようにフォローするのか。そのルールづくりも急務です。先ほども話した通り、弊社はこれまで個人プレー的に営業活動を行なう社員が多かったのですが、そうではなく「らんどめいど」というブランドとして対応していかなくてなりません。
こうした動きに伴って、新たにブランドブックや営業ツールなども制作していく必要が出てくることでしょう。もちろん、そのときにはユニィディオさんにお力添えをいただきたいと思っています。どうかこれからも、よろしくお願いいたします。
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