2023.06.22/Thu

マイクロインフルエンサーとは?依頼方法や事例も詳しく解説

「マイクロインフルエンサーって何?」「マイクロインフルエンサーのメリットは?」と疑問に思っているマーケティング担当の方も多いのではないでしょうか。

最近では、インフルエンサーマーケティングでマイクロインフルエンサーを起用する事例が増えてきています。

そこで本記事では、マイクロインフルエンサーの定義や依頼方法、事例などを詳しく解説します。

インフルエンサーマーケティングを検討している工務店のマーケティング担当の方は、ぜひ参考にしてください。

 

マイクロインフルエンサーとは

マイクロインフルエンサーとは、SNSなどで1万人〜10万人のフォロワーを持つインフルエンサーです。

インフルエンサーは、大きく以下の4つに分けられます。

 

トップインフルエンサー 50万人以上 ・知名度が高い

・メディア露出が多い

・リーチ力が高い

マクロ・パワーインフルエンサー 10万人以上 ・SNSでの影響力が大きい

・特定のジャンルに強い

マイクロインフルエンサー 1万人以上 ・ユーザーとの距離感が近い

・エンゲージメント率が高い

ナノインフルエンサー 1万人以下 ・より狭いコミュニティを持っている

・投稿に対するリアクション率が高い

 

フォロワー数が10万人以上のマクロ・パワーインフルエンサーや50万人以上のトップインフルエンサーは非常に大きな影響力を持ちますが、ユーザーとの距離感が遠く、エンゲージメント率は低くなる傾向があります。

なぜなら、有名だからという理由だけでフォローしているユーザーも中にはいるためです。

それに対して、マイクロインフルエンサーはユーザーとの距離感が近く、エンゲージメント率が高くなりやすいです。

 

マイクロインフルエンサーを起用するメリット

マイクロインフルエンサーを起用するメリットは、大きく3つあります。

マクロ・パワーインフルエンサーやトップインフルエンサーを起用するよりも、マイクロインフルエンサーの方が大きな効果を得られるケースもあるため、目的に応じて選択することが大切です。

 

エンゲージメント率が高い

マイクロインフルエンサーは、マクロ・パワーインフルエンサーやトップインフルエンサーよりも、フォロワーと積極的にコミュニケーションを取っています。

そのため、フォロワーはインフルエンサーに対して親近感をもち、エンゲージメント率が高くなりやすいです。

エンゲージメント率とリーチ率のバランスが良く、広告の効果も出やすいと言えます。

 

コストをある程度抑えられる

インフルエンサーを起用する場合、フォロワー数が多くなるほどフォロワー単価も高くなり、コストも大きくなりがちです。

マイクロインフルエンサーはしっかり影響力を持っていますが、マクロ・パワーインフルエンサーやトップインフルエンサーを起用するよりもコストを抑えられます。

最近では費用対効果が良いため、マイクロインフルエンサーを起用する企業も多いです。

 

独自のコミュニティを持っている

マイクロインフルエンサーは得意とするジャンルがあり、有益な情報を発信しているケースが多いです。

また、情報の有益性だけでなく、その人のライフスタイルや人格にも魅力を感じているフォロワーもいます。

独自のコミュニティを確立しており、企業とのタイアップでもターゲット層を絞りやすいです。

 

マイクロインフルエンサーに依頼する3つの方法

マイクロインフルエンサーに依頼する方法は3つあります。

それぞれメリットとデメリットが異なるため、自社に合った方法を選ぶことが大切です。

 

マイクロインフルエンサーに直接依頼する

自社でマイクロインフルエンサーを選定し、メールやSNSのDMなどで直接依頼します。

マイクロインフルエンサーと直接やり取りするため、手数料を抑えられることやスピード感を持って施策を進行できることがメリットです。

また、自社の要望も直接伝えられるので、認識のズレもなくなります。

しかし、マーケティング効果の高いマイクロインフルエンサーを選定するのが難しいことやインフルエンサーマーケティングで発生する業務を全て自社で行う必要があることなどがデメリットです。

 

プラットフォームツールを活用する

インフルエンサーのプラットフォームツールは、基本的にアカウントを登録するだけで利用することができます。

高性能の分析ツールで、自社との親和性の高いマイクロインフルエンサーを起用できるのがメリットです。

また、プラットフォーム上でのメッセージ、データの効果測定・分析なども可能です。

プラットフォームツールを利用することで、インフルエンサーマーケティングの効率性が向上します。

直接依頼する方法に比べて業務の負担は減りますが、基本的には自社で施策を進めなければならないことがデメリットです。

ツールの使用料として月額料金が発生することも考慮する必要があります。

自社にインフルエンサーマーケティングのノウハウがあり、リソースも確保できる場合におすすめの方法です。

 

キャスティング会社に紹介してもらう

キャスティング会社に依頼する場合、自社の施策に最適なマイクロインフルエンサーを紹介してもらえることがメリットです。

また、施策のディレクションから効果分析まで、インフルエンサーマーケティングで発生する業務を一貫して任せることができるため、自社にノウハウやリソースがないときにおすすめの方法です。

その分、仲介手数料が発生することに留意する必要があります。

 

マイクロインフルエンサーを起用した3つの事例

マイクロインフルエンサーを起用したマーケティングを成功させるためには、事例を把握しておくことも大切です。

 

全日本空輸株式会社(ANA)

全日本空輸株式会社では「ソラタビライフ」において、マイクロインフルエンサーである「AOI」さんとのタイアップ投稿をしました。

投稿内容は、沖縄旅行の写真とともに「ソラタビライフ」を紹介するものです。

「ソラタビライフ」が旅行系インフルエンサーを起用したことで、タイアップ投稿は1,300件以上の「いいね」を獲得しています。

 

アディダスジャパン株式会社

アディダスジャパン株式会社では、「グリッチ(Glitch)」というサッカー用スパイクのプロモーション用アプリの認知拡大を目的に、数多くのマクロインフルエンサーを起用しました。

これによって、グリッチの購入に必要なアプリがサッカーファンの間で知れ渡り、商品の認知拡大にも大きく貢献しました。

 

トリコ株式会社

トリコ株式会社ではパーソナライズドサプリである「FUJIMI」の認知拡大を目的に、マイクロインフルエンサーを数多く起用しました。

また、「公式アンバサダー」を募集したり、「#Fujimiのある暮らし」というオリジナルハッシュタグでフォトコンテストを開催したりなど、インスタグラムマーケティングを積極的に行っています。

 

まとめ

今回は、マイクロインフルエンサーの定義や依頼方法、事例などを詳しく解説しました。

マイクロインフルエンサーはユーザーとの距離が近く、エンゲージメント率が高くなる傾向があります。

マクロ・パワーインフルエンサーやトップインフルエンサーに比べてコストが抑えられるうえ、費用対効果も高いです。

そのため、マイクロインフルエンサーを起用する企業も増えてきています。

ぜひ本記事を参考にして、マイクロインフルエンサーを起用してみてください。

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