2023.04.18/Tue
インフルエンサーマーケティングの実践方法は?利用すべきSNSや手順をご紹介
近年、SNSの中でもYouTubeやTwitterを中心に、インフルエンサーと呼ばれる影響力のあるユーザーが登場しました。
インフルエンサーは多数のフォロワーを抱え、非常に高い集客力を誇っています。
こうしたインフルエンサーを活用したマーケティング手法が近年大きく注目されており、本記事では具体的な実践方法について徹底的に解説していきます。
そもそもインフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーを通じて企業情報や商品をアピールするマーケティング手法です。
インフルエンサーは、SNSだけでなく芸能人や著名人も含まれます。
一般ユーザーからインフルエンサーになる人もおり、拡散力を持ち、インフルエンサーマーケティングに貢献することもあります。
このようなインフルエンサーマーケティングが注目される理由は、購買活動の変化とSNSの急激な成長の2点にあります。
まず、SNSに触れることで購買活動が大きく変化します。
以前はAIDMAという購買モデルが主流でしたが、現在はAISAS、AISCEAS、AISAなどの新しい購買モデルが注目されています。
これらの新しい購買モデルに対応するために、インフルエンサーマーケティングが有効な手法とされています。
インフルエンサーマーケティングは、購買モデルに即した訴求ができるため、消費者のニーズや購買行動にマッチした商品やサービスを提供することができます。
また、TwitterやInstagramなどのSNSを利用するユーザー数は急増しており、成長市場であるSNSを活用しない手はありません。
そのため、インフルエンサーマーケティングがますます注目を集めています。
SNS上での情報伝達がますます重要視される中、インフルエンサーマーケティングは企業にとって、効果的な広告手法のひとつとしてすでに定着しています。
インフルエンサーは、自分のフォロワーと密接な関係を持っており、彼らの信頼性が高いため広告主にとっては、商品やサービスをアピールするために非常に有用なツールとなります。
しかし、インフルエンサーマーケティングにはいくつかの問題も指摘されています。
インフルエンサーが商品やサービスを推薦する際に、裏で広告主から報酬を受け取っていることがあるため、消費者が信頼できる情報を得られない場合があります。
このような問題に対処するために、広告主はインフルエンサーとの契約に明確なルールや条件を設けることが重要です。また、インフルエンサーが商品やサービスを実際に使用した上で、正直なレビューを提供することが求められます。
消費者は、自分にとって本当に役立つ情報を求めており、信頼性のある情報を提供することが大切です。
また、インフルエンサー自身も、自分のフォロワーに信頼される存在であり続けるために、広告主や商品に関する情報を選択的に発信することが求められます。
フォロワーとのコミュニケーションを重視し、共感を生むような情報発信を心掛けることが大切です。
さらに、インフルエンサーマーケティングは、企業や商品の認知度を高めるだけでなく、新しい顧客層を開拓するための手段としても有効です。
インフルエンサーは、自分と共感するフォロワーに商品やサービスを紹介することができ、これにより新しい顧客を獲得することができます。
また、インフルエンサーとのコラボレーションを通じて、企業自身も新しい市場やターゲットを発見することができます。
ここまでをまとめると、インフルエンサーマーケティングはSNSの急激な成長や購買モデルの変化に対応するために、ますます重要性を増しており、今後さらに増していくということになります。
しかし、インフルエンサーの信頼性や消費者に対する配慮など、いくつかの問題も存在します。
広告主やインフルエンサー自身が、これらの問題に対して適切に対応し、信頼性の高い情報を提供することが、今後の発展に向けた課題となります。
インフルエンサーマーケティングで活用されるSNS
ではここからは実際にインフルエンサーマーケティングで活用されるSNSをいくつかご紹介します。
「これからインフルエンサーマーケティングを始めます」という方はぜひ参考にしてください。
YouTube
インフルエンサーマーケティングにおいて、最も代表的なSNSプラットフォームはYouTubeです。
このSNSは老若男女を問わず利用されていますし、動画プラットフォームであることから、インフルエンサーマーケティングとの相性が非常に優れています。
最近では、企業とYouTuberがタイアップ(コラボ)した動画も増加傾向にあります。
さらに、YouTubeでは、動画内で紹介したコンテンツを購入してもらうため、概要欄やコメント欄にURLを貼り付けることも可能です。
視聴者は動画を見た際に興味を持ち、URLをクリックする割合が非常に高いため、インフルエンサーマーケティングにおいて真っ先に検討すべきSNSであると言えます。
Instagramは、写真を中心としたSNSであり、YouTubeとは異なる特徴を持っています。
そのため、Instagramを活用したインフルエンサーマーケティングでは、写真映えを意識した戦略が必要です。
特に、グルメ、旅行、インテリア、ペット、ファッション、メイクなどのジャンルにおいては、Instagramを活用したインフルエンサーマーケティングが非常に有効です。
Instagramには、ハッシュタグという機能があります。
多くのユーザーはハッシュタグを使って検索を行うため、インフルエンサーマーケティングにおいても、適切なハッシュタグの使用が重要です。
適切なハッシュタグを使うことで、より多くの人々に自分たちのコンテンツをアピールすることができます。
例えば、グルメジャンルにおいては、#グルメ、#フード、#料理、#おいしい、#食べ物などのハッシュタグを使うことができます。
旅行ジャンルにおいては、#旅行、#旅、#海外旅行、#国内旅行、#旅行好きなどが有効です。
インテリアジャンルにおいては、#インテリア、#部屋、#DIY、#インテリア好きなどがあります。ペットジャンルにおいては、#ペット、#猫、#犬、#ペット好き、#動物などが効果的です。
ファッションジャンルにおいては、#ファッション、#コーディネート、#オシャレ、#服などが良いでしょう。
そして、メイクジャンルにおいては、#メイク、#コスメ、#美容、#メイク好きなどのハッシュタグを活用することができます。
適切なハッシュタグを使用することで、自分たちのコンテンツを多くの人々にアピールすることができます。
さらに、コンテンツを見た人々が興味を持ち、フォローしたり、商品を購入したりすることもあるため、ハッシュタグの効果は大きいと言えます。
ただし、ハッシュタグを多用することは、逆に検索上位に表示されなくなる原因となる場合があるため、適切に使うことが重要です。また、
ハッシュタグを使う際には、ターゲットとするユーザー層の興味や関心に合わせたものを選ぶことが重要です。
具体的には、自分たちのコンテンツに関連するハッシュタグを選択し、それを使用することが効果的です。
また、ハッシュタグにはトレンドがあるため、そのトレンドに乗ることで、多くの人々にアピールすることができます。
例えば、季節やイベントに関連するハッシュタグを使うことで、より多くの人々に自分たちのコンテンツを見てもらうことができます。
さらに、インフルエンサーマーケティングにおいては、適切なインフルエンサーを選ぶことも重要です。
自分たちのコンテンツとマッチするインフルエンサーを選択することで、より多くの人々にアピールすることができます。
インフルエンサーのフォロワー層の興味や関心に合わせた適切なコンテンツを提供し、インフルエンサーとのコラボレーションを通じて、より多くのフォロワーを獲得することができます。
Instagramを活用したインフルエンサーマーケティングは、写真がメインのSNSであるため、写真映えを意識した戦略が求められます。
適切なハッシュタグの使用や適切なインフルエンサーの選択、そして、トレンドに乗ることで、自分たちのコンテンツを多くの人々にアピールすることができます。
インフルエンサーマーケティングを通じて、自社ブランドや商品を宣伝し、フォロワーの獲得や商品売上の増加につなげることができます。
Twitterは、テキストを中心としたSNSであり、一般ユーザーは最大で140文字までしかツイートすることができません。
最近では、月額課金をすることで誰でも長文をツイートすることができるようになっていますが、一般ユーザーにとっては短いツイートの中で魅力的な商品アピールを行うことが重要となっています。
Twitterを活用したインフルエンサーマーケティングにおいては、140文字という制限の中で、商品の魅力を効果的に伝えることが求められます。
つまり、言葉を選び、効果的なキャッチフレーズや伝えたいメッセージを短くまとめることが重要です。
ただし、Twitterには画像や動画の投稿も可能です。画像や動画をうまく活用することで、より多くの人々にアピールすることができます。
例えば、商品の魅力を伝える画像や動画を投稿することで、より多くの人々に自社商品を知ってもらうことができます。
また、Twitterにはハッシュタグという機能もあります。多くのユーザーがハッシュタグを使って投稿を検索するため、適切なハッシュタグの使用が必要不可欠です。
自社商品に関連するハッシュタグを選択し、それを使用することで、より多くの人々にアピールすることができます。
さらに、インフルエンサーマーケティングにおいては、適切なインフルエンサーの選択も重要です。自社商品とマッチするインフルエンサーを選択することで、より多くの人々にアピールすることができます。
インフルエンサーのフォロワー層の興味や関心に合わせた適切なコンテンツを提供し、インフルエンサーとのコラボレーションを通じて、より多くのフォロワーを獲得することができます。
Twitterを活用したインフルエンサーマーケティングは、140文字という制限の中で魅力的な商品アピールを行うことが求められます。ツイートの中で効果的な言葉を選び、画像や動画をうまく活用することで、より多くの人々に自社商品をアピールすることができます。
また、適切なハッシュタグの使用や適切なインフルエンサーの選択も重要です。
これらの要素を適切に組み合わせることで、自社ブランドや商品を宣伝し、フォロワーの獲得や商品売上の増加につなげることができます。
なお、Twitterは投稿のスピードが非常に速いため、正確な情報伝達や返信が求められます。
また、Twitter上ではネガティブなコメントや評価も多く見られるため、適切な対応が求められます。迅速かつ適切な対応を行うことで、フォロワーの信頼を得ることができます。
最近では、Twitter上での情報収集やニュースの配信も行われています。自社商品に関する情報やトレンドに敏感になり、タイムリーな情報発信を行うことで、フォロワーに対する信頼感を高めることができます。
さらに、Twitterを通じて、自社商品に対する顧客の声や要望を把握することができます。これらの情報を活用し、商品開発やサービス改善につなげることができます。
Twitterを活用したインフルエンサーマーケティングは、140文字という制限の中で魅力的な商品アピールを行うことが求められます。
効果的な言葉の選択や画像や動画の活用、適切なハッシュタグの使用やインフルエンサーの選択が重要です。また、迅速かつ適切な対応を行い、フォロワーの信頼を獲得することも重要です。
Twitterを通じて、情報収集や顧客の声を把握することで、商品開発やサービス改善につなげることができます。
TikTok
TikTokが最近注目を集めており、その成長傾向は著しいものがあります。
テレビやメディアでも頻繁に取り上げられ、ショート動画が中心となったSNSとして人気を博しています。
TikTokには、BGMやエフェクトを活用したオリジナリティに富んだ動画が多数投稿されており、多彩なコンテンツが楽しめます。
また、他のSNSへのシェア機能もあるため、インフルエンサーマーケティングを活用して商品を宣伝すれば、その商品が広く知られることが期待されます。
TikTokは今後もますます成長し、ビジネスのプロモーションにおいても有用なツールとなるでしょう。
さらに、TikTokは若年層を中心に急速に普及しており、ユーザー数は日々増加しています。
若者たちがTikTokを使う理由の一つには、独創的なコンテンツを作り上げることができることが挙げられます。TikTokの機能はシンプルで使いやすく、誰でも簡単にオリジナルの動画を作成することができます。
そのため、多くの若者たちがTikTokを使って、自分のクリエイティブな才能を発揮する場として活用しています。
また、TikTokはコミュニケーションツールとしても利用されており、友人同士で動画を共有したり、コメントを交わしたりすることができます。
これにより、TikTokは若者たちの社交的な活動の一部として認知されています。
さらに、TikTokは世界中に広がっており、様々な文化や言語に触れることができます。これによって、若者たちは自分の視野を広げ、新しい価値観を得ることができます。
一方で、TikTokには注意すべき点もあります。
例えば、適切でないコンテンツが投稿されることがあるため、親や教育者たちは十分な注意が必要です。また、TikTokが依存症を引き起こす可能性があるため、若者たちが適切な時間管理を行うことが重要です。
総じて言えることは、TikTokは現代の若者たちにとって重要なコミュニケーションツールとして認識されています。
そのため、ビジネスやマーケティングにおいても、TikTokを活用することは重要な戦略の一つとなりつつあります。
しかし、TikTokを利用する際には、適切な利用方法を理解し、適度な時間管理を行うことが大切です。
インフルエンサーマーケティングの実践方法
インフルエンサーマーケティングの実践方法は至ってシンプルです。
1.利用するSNSを決める
2.インフルエンサーを選定する
3.インフルエンサーに依頼する
これだけですが、いざ実践してみると難しいところもあるためそれぞれ解説します。
利用するSNSを決める
インフルエンサーマーケティングで活用できるSNSはたくさんありますが、訴求する内容に合うSNSを活用しなければなりません。
例えば、Instagramは「写真」がメインのSNSですので動画で効果が出る商品は向いていません。また、若年層が多いため高年齢層に訴求する内容も向いていません。
どのSNSを活用するのが正解かはそれぞれの商品により変わります。
インフルエンサーを選定する
続いて、インフルエンサーを選定します。
各SNSには多くのインフルエンサーがいますが、それぞれジャンルやフォロワー数もバラバラ。
どのインフルエンサーを起用するかによってインフルエンサーマーケティングが成功するかどうかが左右されているといっても過言ではありません。
また、インフルエンサーを選定する方法は以下の3つがあります。
・直接依頼する(DMなど)
・プラットフォームを利用する
・キャスティング会社を利用する
費用を抑えられるのは直接依頼する方法です。DMで「うちの商品を宣伝してくれませんか?」と持ちかけることで手数料などがかからずアピールすることができます。
ただ、DMを返信してくれるインフルエンサーは少ないため、プラットフォームやキャスティング会社を利用するのが一般的とされています。
インフルエンサーに依頼する
インフルエンサーを選定し終えたら、実際に依頼をします。
依頼する内容は以下が挙げられます。
・費用面
・期間面
・宣伝の内容
・商品の詳細
インフルエンサーと企業で世界観を合わせる必要があるため、別途打ち合わせをするなどしてすり合わせを行いましょう。
せっかくインフルエンサーマーケティングをするのですから世界観がずれた宣伝はかえって逆効果になりかねません。
最後に
今回は、インフルエンサーマーケティングの実践方法を解説しました。
インフルエンサーマーケティングの実践方法は以下のステップで進みます。
1.利用するSNSを決める
2.インフルエンサーを選定する
3.インフルエンサーに依頼する
例えば、TikTokであればショート動画がメインのSNSですので長い動画が必要な商品には向いていません。
また、TwitterはテキストがメインのSNSですので画像や動画で訴求が必要な商品も向いていません。
それぞれのSNSで適材適所があり、インフルエンサーにも適材適所があります。
事前リサーチにより利用するSNS・依頼するインフルエンサーを選定し、世界観をマッチさせた宣伝が必要です。
インフルエンサーマーケティングに成功している企業は世界観をマッチさせることができている企業が多いです。
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