2021.08.02/Mon

ブランディングの順番

極める領域に連動した商品開発を

 

極める領域が定まったら、次はその領域を象徴する商品開発を行います。よくある間違いとしては、商品開発より先に人材採用を行い増員してしまうことです。

 

極めていく領域が定まったとしても、お客様に提供する商品が曖昧であったり、営業や設計に任せたまま人材採用が先行しても現場が混乱し、それにともない生産性は低下し、決断した「極める領域」を推進することが難しくなります。皆様はそんな経験はないでしょうか?組織づくりも経営の大事な仕事ではありますが、その順番を間違えるとうまくいきません。極める領域を象徴する商品開発が先、そしてそのあと組織を強化します。

 

商品開発においては、コンセプトや標準プランの決定、設備や構造・性能・仕様を定めます。そして価格設定までをしっかりと行い、お客様に説明できる資料を作成し、社員に共有します。ただ、多くの工務店様が自由設計という名のもと、商品が曖昧で定まっていないのが実状です。

 

我々がいつもお伝えしているのは「商品が並んでいない空のショーケース」の前に立っても、買うものが分からないため顧客は不安ですよ、とお話しさせていただきます。空のショーケース、メニューがないレストラン、ともに買う側からするととても敷居が高いと思います。

 

コミュニケーション活動を統制する

 

数々の取り組み準備を経て、ホームページのリニューアルや各種広告活動を行っていきます。

 

当然、事業は日々動いていますので、商品開発が整うまで待てるのかと言ったらそうではありません。商品開発が未完成の状態でも、日々の集客活動は継続する必要がありますし、組織強化のための人材採用を行うこともあるかもしれません。ただ、ブランディングには順番がある、ということを知っていることで、その投資の額やタイミングなどを意図的に行えると思います。

 

そして、1年後にはここまでできている状態にしておこうといった明確な目標が定められるのではないでしょうか。極める領域を定め、商品開発と価格設定を行い、組織を強化する。そして極める領域を広告によって顧客に発信し、集客を狙っていく。そのすべてが意図的に統制されたとき、ブランディングの成功確率が高まります。

アフターコロナを見据えて

 

この一年はコロナの影響もあり、住宅・不動産業界がどのような変化をもたらすのか誰も予測できずにいました。また、最近ではウッドショックといった外的環境の変化もあり、大きな不安要素も追加されました。

 

さらに大きなトレンドとしては人口減少という環境変化の中で、私たちは経営をしています。このような環境下において、自分たちの変革を自ら起こし、より社会に必要とされる企業へと成長していくために、ブランディングは大きな力になると私たちは信じています。

 

本当にいい家をつくっている住宅会社が世の中にはたくさんあります。その1社1社の「極めていく領域」が明確になり、それが生活者へと過不足なく届けられることができれば、アフターコロナの豊かな社会が実現できるのではないかと考えています。まだまだ先行き不透明ではありますが、次の時代に向けた準備を一緒に始めていきませんか。

 

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