2021.06.21/Mon
ブランド工務店8つの方向性
絞り込むことでブランド工務店を目指す
工務店のブランディングは、自社の強みや提供価値を見つけるところからはじまります。大企業にはできない、小さな会社だからこそできる絞り込みを行います。その時、注意することは、奇をてらった新しいものを見つけようとしないことです。合言葉は「基本に返る」です。
外部のコンサルタントや広告代理店の力を借りるとしても、丸投げをしてはいけません。強みは自分たちの中にあるため、外部からその提案が出てくることはありません。覚悟を決め、自分たちと向き合い、何度も議論を重ねることで、純度の高い価値を見つけていく。そして、その価値を磨き上げ、エッジの効いたものとして尖らせます。
ただ多くの方が、この絞り込み作業を怖がり、より拡げようという見えない力が働くので注意が必要です。勇気をもって絞り込みをすることで独自性を発揮したブランド工務店を目指していきましょう。
ブランド工務店8つの方向性
ブランド力のある工務店になるために、私たちユニィディオでは8つの方向性があると考えています。自社の目指す方向性の参考にしていただければと思います。
①アトリエ系(建築家)
②ライフスタイル系(プラン・スタイル)
③テクスチャー系(自然素材・健康)
④スペック系(構造・性能)
⑤コスパ系(価格)
⑥ヒューマントラスト系(社歴・人)
⑦コンストラクション系(施工力・大工)
⑧メーカー系(総合的)
少しだけ解説をしていきますと、①アトリエ系(建築家)は、設計力や意匠性の高さを強みとしていく方向性です。主に建築家を中心とした組織やネットワークを組成しており、本格的な家づくりが特徴です。建築家という敷居の高さや気難しさを払拭し、コストの分かり易さや施工品質を約束したブランドへと育成していくことで強いブランドになります。
また②のライフスタイル系は最も工務店様の個性が発揮でき、かつバリエーションも多い属性だと言えます。例えばアメリカンハウスや都市型ログハウス、平屋住宅や東京狭小住宅など、趣味・嗜好性に加えて生き方や価値観に対して共感をつくりあげていくことになります。この属性は選択肢が多い分、個性的なブランドづくりが可能です。
また、②と③の掛け合わせなど、組み合わせることで強みがつくれることもあるため、一度自社の得意としている領域を当てはめたり、組み合わせたりして検討いただくといいかと思います。
やると決めたことを実行する力
ブランド工務店としての方向性が決まったら、そこからは実行する力が必要になります。
小さな工務店は、限られた人数で経営されているため、基本的には日々とても忙しいです。その中で、大事になるのが実行力です。言い換えれば「決まったことを、きちんとやる力」です。私がご一緒させていただく工務店様では、この実行力の差が、のちに大きな差となって表れています。
決まったことが実行されないということは、なにも始めていないということになるので、ぜひとも実行できる仕組みを整えていただきたいと思います。それは社員にただ指示をするだけでは実行されません。きちんと計画が実行されているのかをチェックするための会議を定期開催するなど、実行管理の仕組みをつくりあげます。
ブランド力の差は、実行力の差とも言えるので、計画と実行と管理をセットで動かすことでブランド工務店を実現させましょう。
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