2026.01.01/Thu
工務店・不動産の集客は「家づくり=自社」で第一想起をとる!広告媒体の種類とブランディングの相互効果

「集客を増やしたい」「もっと自社の名前を地域に広めたい」。
そう考えたとき、真っ先に検討するのが『広告』ではないでしょうか。
しかし、いざ広告を出そうとしても、Web、チラシ、看板、交通広告など選択肢は多岐にわたり、「自社には何が合っているのか?」と迷われる方も少なくありません。
また、広告費をかけて露出を増やしても、思うような反響につながらないという悩みもよく耳にします。
実は、効果的な集客を実現するためには、適切な「広告媒体の選び方」を知ることと同時に、その広告によって顧客の記憶に残るための「ブランディング」が不可欠です。
本記事では、広告を基本の4つに分類してそれぞれの特徴を解説するとともに、なぜ広告において「ブランディング」が必要なのか、その本質的な理由についてお話しします。
「家づくり=自社」と思い出してもらうための、強い集客の仕組みを紐解いていきましょう。
広告媒体の種類
ひとくちに「広告」といっても、テレビやWebだけでなく、新聞、チラシ、看板、電車の中吊りなど、その種類は多岐にわたります。
広告業界では、これらを大きく「マス広告」「Web広告」「SP広告」「OOH広告」の4つに分類して定義しています。チラシやDMを含むこれらの広告手法を網羅的に解説します。自社の課題にはどの手法が合っているのか、種類と一緒に改めて確認してみましょう。
▶ マス広告(4マス媒体)
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の「4大マスメディア」に出稿する広告です。多くの人に情報を届ける力(リーチ力)と、社会的信頼性の高さが最大の特徴です。
テレビCM: 視覚と聴覚に訴えかけ、短期間で圧倒的な認知を獲得します。
ラジオCM: リスナーとの親近感が強く、地域に根ざした番組も多いため、エリアマーケティングにも有効です。
新聞広告: 新聞の紙面内に掲載される広告です。「新聞に載っている」という事実が企業の信頼性(トラスト)を担保するため、企業ブランディングや高齢層へのアプローチに最適です。
雑誌広告: 「住宅情報誌」「ファッション誌」など、読者の属性や趣味嗜好がはっきりしているため、ターゲットを絞った質の高い認知が可能です。
▶ SP広告(セールスプロモーション広告)
SP広告とは、消費者の購買意欲を直接刺激し、行動(来店・購入)を促すための広告です。チラシ、DM、POPなどがこれに含まれます。「マス広告」が認知を広げるものだとすれば、「SP広告」は認知からの「一押し」をする役割を持ちます。
折込チラシ: 新聞に挟み込まれるチラシです。新聞購読層(ファミリー・シニア層)への到達率が高く、スーパーの特売や不動産販売など、地域とタイミングを絞った集客に即効性があります。
ポスティング: 各家庭のポストに直接チラシを投函する手法です。新聞を取っていない若年層や単身世帯にも届くほか、「〇〇町〇丁目」単位での細かいエリア指定が可能です。
DM(ダイレクトメール): 個人や会員に向けてハガキや封書を送ります。既存顧客のリピート促進や、休眠顧客の掘り起こしに極めて有効です。
フリーペーパー・同封広告: 地域情報のフリーペーパーへの掲載や、会員誌への同梱など、特定のコミュニティに対して情報を届けます。
▶ Web広告(デジタル広告)
インターネット上の検索結果、Webサイト、SNS、動画サイトなどに表示される広告です。現在の広告市場で最大のシェアを持ちます。
リスティング広告: 検索キーワードに連動して表示。「今、探している人」にアプローチできます。
SNS広告: Instagram、LINE、Facebookなど。詳細なターゲティングが可能で、画像や動画で直感的に魅力を伝えます。
ディスプレイ広告: Webサイトの広告枠にバナーを表示し、認知を広げたり、一度サイトに来た人を追跡(リターゲティング)したりします。
▶ OOH広告(アウト・オブ・ホーム)
「Out of Home」の略で、家の外で接触する広告の総称です。主に「交通広告」と「屋外広告」に分けられます。
交通広告: 電車の中吊り、駅貼りポスター、バス広告、タクシーサイネージなど。通勤・通学という「生活動線」に入り込むため、特定の沿線住民に対して反復して情報を刷り込む効果があります。
屋外広告(看板): ビルの屋上看板、野立て看板(ロードサイド)、電柱広告、デジタルサイネージなど。 街のランドマークとして長期的な認知(ブランド定着)を促したり、店舗近くで誘導を行ったりと、「その場所」にあり続けることに価値があります。
なぜ、広告に「ブランディング」が必要なのか?
広告媒体を選ぶことと同じくらい、それ以上に重要なのが「どう伝えるか(ブランディング)」です。
「広告」と「ブランディング」、この2つは時に混同されがちですが、役割が違います。 広告が「情報を届ける手段」だとすれば、ブランディングは「情報を整え、記憶に定着させる力」です。
「情報が整う」と「想起性」が高まる
もし、Webサイト、チラシ、看板で、デザインの雰囲気や伝えているメッセージがバラバラだったらどうでしょうか?
受け手はそれらを「同じ会社」だと認識できず、せっかく広告費をかけても記憶が分散してしまいます。
逆に、すべての広告媒体でロゴ、色、メッセージといった情報を整え、一貫性を持たせることができれば、顧客が広告に触れるたびに記憶が積み重なっていきます。情報が整理されているからこそ、記憶への定着率が上がり、「想起性(思い出す力)」が格段に高まるのです。
「家づくり = 自社」で思い出してもらう強さを作る
ブランディングが効いた広告の成功ゴールは、顧客に「家を建てたい」「リフォームしたい」というニーズが生まれた瞬間に、「それなら、〇〇工務店だ」「△△不動産ってあったはず」と、真っ先に自社そのものを思い出してもらうこと。たくさんの競合がいる中で、自社を顧客に「第一想起」させられるかどうかです。
顧客の頭の中に、【家づくり = 自社の名前や商品】という強い結びつきを作るが出来るのは、ブランディングの役割です。この結びつきがあれば、他社との過度な価格競争に巻き込まれることなく、「貴社にお願いしたい」と指名で選ばれる強い集客が可能になります。
広告の種類が多いからこそ、ブランディングが「媒体効果」を左右する
現代の広告環境は、ひとつの媒体に絞って成果を出す時代ではありません。顧客は、Web広告で名前を見て、SNSで施工事例を目にし、街中の看板やチラシで再び接触する──このように、複数の広告媒体をまたいで情報に触れながら、無意識のうちに企業を判断しています。
このとき、ブランディングが整っていない状態で広告を出すと、各媒体は「単発の情報」として処理されてしまいます。
一方で、ロゴ・色・写真のトーン・コピーの言葉選び・伝えている価値が一貫していると、どうなるでしょうか。
Web広告で見た印象、チラシで感じた雰囲気、看板で受けたイメージがすべて「同じ会社の体験」として脳内で結びつきます。
広告媒体が増えるほど、ブランドイメージが重なり合い、記憶の定着が加速する。これが、ブランディングが整っている企業ほど、広告の効果が出やすい理由です。
まとめ 広告 × ブランディングで「選ばれる仕組み」を
広告は、単にお金をかけて露出するだけのものではなく、自社のブランドイメージをお客様の記憶に刷り込むための投資です。
「誰に」「どの媒体で(広告戦略)」「どのようなイメージで(ブランディング)」届けるか。 それらを貫く「ブランドコンセプト」の設計から広告戦略は始まります。
「広告を出しても記憶に残っていない気がする……」とお悩みの方は、ぜひ一度、現状のブランディングが貴社の良さを伝えきれているかどうか?その点も、是非、見直してみてくださいね。
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Q1. 工務店や不動産会社にとって、効果的な広告媒体は何ですか?
A1. 一つの広告媒体で最大値の効果を求めるのではなく、目的やターゲットエリアによって、「組み合わせる」ことが効果的です。です。 例えば、即効性を求めるなら「Web広告(リスティング)」や「折込チラシ」、地域での長期的な信頼構築なら「野立て看板」や「交通広告」が適しています。単体で行うのではなく、看板で認知を広げ、Webで刈り取るといったように、それぞれの役割(ハブ)を理解して組み合わせることで、集客効果が最大化します。
Q2. 広告を出しているのに、自社名が浸透していないように感じます。
A2. 自社名の浸透が感じられない場合は、媒体選びではなく、ブランディングが整理されていないことにあるケースが多いです。Web広告やチラシ、看板などで伝えているデザインやメッセージが統一されていないと、顧客の記憶に残らず、露出が成果につながりません。広告は一貫したブランドイメージがあってこそ、想起され、集客効果を発揮します。
Q3. チラシや看板はもう効果がない広告なのでしょうか?
A3. チラシや看板自体の効果がなくなったわけではありません。Web広告やSNSとブランドイメージを統一して活用することで、今も十分に集客効果があります。地域で繰り返し目に入る広告は、信頼感を高め、「家づくりといえばこの会社」という第一想起を形成する重要な役割を担います。
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