2021.03.01/Mon

工務店のWeb集客に必要な3つの視点

工務店のWeb集客の考え方

 

工務店様からWeb集客についてご相談をいただく機会は年々増えており、2020年はWeb集客に注力する会社様が大きく増えた年でした。

 

Web集客の方法を考えていく中で感じたことは、Webサイトはインターネット上の店舗と考えると何をすべきか検討しやすいということです。

 

店舗の存在がそもそも知られていなければわざわざ足を運んでもらえませんし、店舗の商品棚が見やすくなければ検討もしてもらえません。またレジがかなり奥まったところにあれば、レジを見つけられずに買うことをやめてしまうかもしれません。

 

Webサイトも同じで、そもそも検索してもらうきっかけや見つけてもらうことから始まり、見やすく使いやすいデザイン、最終的に何をすればよいのか分かりやすい導線が重要だと思います。

 

またこれらはどれか一つを頑張るのではなく、ユーザーの行動の流れ全体を見渡して、接点それぞれに手を入れていかないと効果が出にくいです。

 

よくある事例としては、

・Web広告をとにかく配信してサイトに集めても、受け皿となるサイトがスマホ対応していなくてサイトの2ページ目すら見てもらえていなかった

・導線はしっかり作っているものの、1ヶ月のセッション(サイトの訪問回数)が1000以下でそもそもサイトに人が集まっていなかった

というように「サイトに集める」「問い合わせにつなげる」の一方しかできていないことです。

それでは穴の開いたバケツに水を入れるようなものだと思います。

 

両方を改善していくための考え方として、以下の3つの視点をご紹介します。

 

1つ目の視点:入口

 

Web集客のための一つ目のステップとしては、Webサイトの入口が重要です。

そもそもサイトに十分に人が集まっているのかを、GoogleAnalyticsなどを使ってサイト分析し、施策検討します。

どのくらい人が集まれば十分かは、下記の数字をもとに計算してください。

 

求めるセッション数=求める成約数÷成約率÷商談率÷サイトのコンバージョン率(問い合わせ率)

 

ここでサイトの問い合わせ率が低いと、求めるセッション数はかなり多くなってしまうため、サイトの改善も同時に検討ください。

 

サイトに入ってくる経路はいくつかありますが、大きくはこの2つかと思います。

 

①GoogleやYahoo検索

②Web広告

 

①の検索には、チラシを見たり、分譲地の旗を見たり、SNSでアカウントをみて検索するなど、ウェブ以外の場所で工務店のことを知って検索するケースが多いと考えられます。

もちろん「○○市 工務店」などの検索で見つかることもあると思いますが、その場合はサイトにもエリア名やエリア内の事例がしっかり記載されていることが理想です。

 

②のWeb広告は、今情報を調べている人の検索結果に表示させる「検索広告」やサイトを一度訪問した人に他のサイトでバナーを表示させる「リターゲティング広告」があります。最近はInstagram広告も認知目的で実施することが多いです。①で人を集める方法は時間がかかるため、②との併用がおすすめです。

2つ目の視点:中身

 

ここでの「中身」は主にサイトの中身です。

1つ目の視点でもお伝えしたように、どんなに人が集まっても、サイトから問い合わせにつながらなければ必要な母数がどんどん膨らんでいきます。

 

サイトの中身としては、以下の観点で見直してみてください。

・人が集まっているページ(ランディングページ)で求められている情報が見つけやすいか

・もっと情報がほしいと思った時に他のページへのリンクはあるか

・施工事例やモデルハウスはしっかり写真で見せられているか、自社独自の解説はあるか

 

「導線」と呼ばれるリンクはサイトにおいて重要です。サイトを見ているユーザーは短時間で取捨選択をしないといけないため、見づらい、使いづらい、分かりづらいサイトからはすぐ離脱するためです。また興味がある情報がないと判断しても離脱します。

よく古いサイトに「トップに戻る」ボタンがありますが、トップには戻さず、関連するコンテンツへ興味を深堀していけるようなリンクを設定ください。

 

また最近はInstagramの流行もあり、ユーザーは写真でどんな家づくりをしているかを判断する傾向が強まっています。

施工事例やモデルハウスの写真がいまいちであれば、費用をかけて撮影も検討ください。

撮影した写真はInstagramやウェブ広告、パンフレットやチラシなどにも使う想定で依頼をすれば使いまわせますし、自社ブランドのイメージ統一にもなります。

 

また施主様に写真に写っていただくことで、サイトを見た方の信頼感や安心感につながり、施主様の表情や暮らしぶりから家への期待を高めることができると思います。

 

3つ目の視点:出口

 

人が集まり、自社の家づくりが伝えられる状況になれば、あとは最終どういう行動をしてもらうかです。

 

資料請求や来場予約、イベント参加がよくある出口だとは思いますが、それらにはフォームがつきものだと思います。

 

ここで課題になるのが以下の2つです。

 

・そもそもフォームにたどり着けているか

・フォームは使いやすいか

 

フォームがサイトのフッターにしかなく、コンテンツを見終わったあとの行動提起がないサイトはよくあります。

できるだけコンテンツの内容に合わせて、この内容を見たらこう行動するのがおすすめですよ、という導線を作りフォームに誘導するのが良いと思います。

フォームのボタンが目立たず見落とされやすかったり、ボタンが小さくてスマホで押しにくいということもあると思いますので、今一度フォームまでどう行くかを見直してみてください。

 

フォームの使いやすさは、フォームの入力完了率に影響します。

せっかくフォームまでたどり着いて、行動をしようか迷っているときに、使いにくいフォームは離脱の要因になりやすいです。

フォームの入力完了率は7~10%が理想ですが、低いようであれば項目を減らしたり、スマホでの入力の仕様を見直してもよいかもしれません。

まとめ

 

本記事では、工務店のWeb集客に必要な3つの視点「入口」「中身」「出口」についての話をしてきました。まずはざっくりこの3つのバランスが大切だということを心にとめていただき、Web集客施策をご検討ください。

工務店集客専門のユニィディオのご紹介

 

最後に工務店集客専門のユニィディオのご紹介を少しさせていただきます。

私たちは工務店のブランディングをメインとし、自社の強みの整理からパンフレットやサイト制作、その後のサイト運用までをサポートさせていただいています。

 

本記事でもあったサイトの入口・中身・出口のどこに課題があるのかのサイト診断や、ウェブ広告とサイトを定点観測しながら改善していくパッケージサービスなどをご用意しています。

 

ご相談は無料で受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

 

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